ビストロ ペシェミニヨン、福岡市南区にある小さいながらも福岡を代表するフランス料理の名店

店名:ビストロ ペシェミニヨン
住所:福岡県福岡市南区大楠2-3-18 ライオンズマンション大楠1F
電話:092-522-2366

ペシェミニヨンは、私が良く見るグルメ系のブログに何度か登場したことのあるお店です。
本格的なフランス料理を、気軽な雰囲気で食べることが出来るお店だと紹介されていました。

ペシェミニヨンは福岡市の南区にある日赤病院の近くにあります。
西鉄電車の大牟田線の「平尾駅」が最寄りの駅ですが、歩いていくと15分くらいかかります。

マンションの1階にあり、可愛らしい緑色の看板と、同じ色で塗られたドアや窓枠が目印になります。
道路から少し離れて入り口があり、外から中の様子が見えないので、通りがかりに気軽に入っていくような佇まいではありません。

ペシェミニヨンのランチの営業時間は11:30~14:00、ディナーは17:30~21:00です。
定休日は水曜日です。

お昼は1500円程度の気軽なランチから5000円近い豪華なコースまで、セットメニューが中心です。
夜もコースが用意されていますが、黒板に書かれたその日のお勧めメニューから前菜とメインデッシュを選んで好きなものを食べるのが良いと思います。

お昼に訪ねるのなら、2500円のランチがお勧めです。
メインを魚か肉か選べます。
前菜から手の込んだ素晴らしい料理が提供されます。

ある日の自家製のテリーヌには、豚の頭の色々な部位が詰まったものが出てきたことがありましたし、鶏のレバーで作ったムースや、アスパラガスの季節になると魚介類と合わせた素晴らしい香りのものを食べることも出来ました。

メインデッシュの食材にもジビエや博多湾で獲れる新鮮なお魚を使い、シェフが腕によりをかけたフランス料理らしい素晴らしい料理が提供されます。
ディナーで訪れる場合は、是非アラカルトで注文することをお薦めします。

ペシェミニヨンは、フランスで修業したオーナーシェフがその日に仕入れた食材を使った得意料理が並んでいます。
肉料理では鴨や仔羊を絶妙な火入れでローストして、それぞれに合わせた古典的なソースを添えたものや、シェフが得意とするフォアグラを詰めたパイ料理が素晴らしかったです。

冬場になると、エゾ鹿などのジビエもお目見えします。オマールエビや牡蠣を使った料理も揃っていて、目移りする程です。デザートも種類は多くありませんが、定番のものが手作りで提供されます。

昼間のペシェミニヨン店内は窓から差し込む自然光で明るい雰囲気に包まれています。
夜になると照明も控えめになり、落ち着いた大人の雰囲気に様変わりします。
テーブルとテーブルの間はゆったりとした間隔が保たれているので、周りが気になるようなことは決してありません。

サービスはペシェミニヨンのオーナーシェフの奥様が一人でされています。
優しい雰囲気が素敵ですし、どんなにお客さんが多いときでも目配りを欠かしたことがありません。

水やワインが無くなればすぐに注ぎ足してくれますし、パンが少なくなるころを見計らって追加を聞きに来てくれます。
何度か顔を出していると、前回頼んだ料理や好みのワインなどを覚えておいてくれて、それらを選ぶときには控えめにアドバイスをして貰っています。

また、この奥様はワインにとても詳しく、充実したワインリストの一本一本を丁寧に解説してくれますし、飲み頃や価格なども親切に話してくれます。
都農ワインなどの国産ワインも積極的に取り入れているようです。

本格的なシェフの料理と、奥様の素晴らしいサービスが揃ったペシェミニヨンは、小さいながらも福岡を代表するフランス料理店だと思います。