大分県の湯布院「樹」で修行をしたというオーナーが手がけた料亭「十和蔵」は、西中洲に佇む1軒家の素敵なお店です。
特に私が気に入っているのは、懐石料理というと魚介がメインの精進料理のようなものが多く、上品ではあるけれど若い男性や、女性の舌には少し物足りなさを感じるものが多い中で、十和蔵の懐石料理は、現代風のお洒落な食材や味付けを取り入れながらも優しく品のある料理を提供してくれることです。
お魚料理にしても、お造りにしっかりと厚みのある中トロが出て来たり、アボカドやチーズ・生ハムを使った巻物やズワイガニを使った揚げ物、色々な種類のお魚を目新しいお料理で堪能できます。
そして、赤だしなどのお味噌汁になりがちなお吸い物が豚汁であったり、締めのご飯にお漬物ではなく佃煮がわりのお魚が添えられていたり、さりげなく食欲を満たしてくれるものがたくさんあるので、十和蔵は老若男女問わず楽しめる内容となっています。
欲を言えば、デザートがティラミスやレアチーズケーキなどのケーキ系のものなら最高ですが。
十和蔵は、個室でのんびりくつろげるので、接待や友人・知人へのおもてなしの場としてもお勧めです。
店名:十和蔵
住所:福岡市中央区西中洲5-29
電話:092-738-5578